The Science of Ultrasuede®

ウルトラスエード®を形成するポリエステル・超極細繊維は、全長900kmの重さが1gにも満たない驚異的な細さの繊維です。この超繊細な糸を立体的に絡み合わせることにより、かつてなかったまったく新しい高性能・高機能の不織布=ウルトラスエード®を発明したのが東レです。

「アダムとイヴのイチヂクの葉以来、人が纏う最も画期的な素材」とまで呼ばれた、1970年のニューヨークとパリにおける鮮烈なデビュー。以来、ウルトラスエード® は技術革新を繰り返し、常に新たな用途を開拓し、最先端のアプリケーションに対応する高感度マテリアルとして進化し続けています。

  • 超極細繊維原糸は資源回収システムや部分バイオマス由来ポリマーの導入など、環境負荷低減に向けての移行が進んでいます。
  • 数十本の超極細繊維をポリスレチンで束状にまとめた「海島」構造が、ウルトラスエード®の三次元不織布の製造を可能とします。
  • 超極細繊維の束はアイロンや断裁、ニードルパンチ等の高度な製造工程をへてフェルト状のシートとして加工されます。
  • 絡み合った繊維の結節点をポリウレタンの高分子弾性体で立体的に固定することにより、適度な空隙と弾性を備えた構造が完成します。
  • 独自の超極細繊維染色技術を開発することにより、豊かな発色効果と同時に優れた退色・耐光堅牢度を実現しています。

ウルトラスエード®の構造

表面

極細の超極細繊維を絡み合わせ起毛された表面構造が、上質のスエードを想わせるソフトでなめらかな独特の風合を生み出します。

不織布構造

超極細繊維の束と高分子弾性体が絡み合う内部構造が、均質性、耐久性、通気性等、ウルトラスエード®の多様な機能特性を可能としています。

スクリム

家具や自動車シートなど、強度や張り、耐久性が求められる用途向けの製品には、スクリムと呼ばれる網状の織物が融合され、やわらかな手触りの下に強靭なボディーを構成しています。