2023 Automotive Collection
多分野で活躍する
クリエイターとのトークイベント
2023 Automotive Collection特別展示会の開催にあたり、FabCafeと共催でトークイベント「“次世代の心地よさ”を素材からデザインする – feat. 東レ Ultrasuede®」を開催。9月7日にはFabCafe Tokyo、9月15日にはFabCafe Nagoyaと会場を移しながら、「次世代の心地よさ」をテーマに、ウェルビーイングと触覚、知覚の観点から、素材とデザイン、そしてそこから生まれる体験について様々な業界で活躍するゲストとのクロストークを行いました。国内外で活躍する気鋭のデザイナー、触覚技術を通じてウェルビーイングな社会の実現を探求する研究者とともに、素材がもたらす幸福/ゆたかさの体験価値から生まれる新しい時代の “心地よさ” 、そして“価値”の定義を問い直しました。
デザイナー/ジュエリーアーティスト。2010 年に武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科を卒業後、2013 年からアムステルダムのヘリット・リートフェルト・アカデミーのジュエリー学科で学び、2016 年に卒業。その後、国内外でジュエリーやアート作品を中心とした作品を発表するほか、コミッションワークも手がけている。
既存の価値体系に詩的なアプローチでゆるやかに疑問をなげかけながら、オルタナティブな美意識を探究。自然と人工物の境界線が曖昧になりつつあるこの世界を俯瞰で見つめながら、新しい価値をかたちにしている。
作品はアムステルダム市立美術館、アムステルダム国立美術館、アーネム博物館に永久所蔵。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科非常勤講師。グッドデザイン賞審査員。
人間の触覚メカニズム、コミュニケーションに関する研究を人間情報科学の視点から行なう。また、人と人との共感や信頼を醸成し、ウェルビーイングな社会に資する方法論について探究している。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(化学同人、2014、毎日出版文化賞〈自然科学部門〉受賞)、『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』(共監修・編著、ビー・エヌ・エヌ、2020)、『ウェルビーイングのつくりかた 「わたし」と「わたしたち」をつなぐデザインガイド』(共著、ビー・エヌ・エヌ、近刊予定)等がある。
東京造形大学デザイン学科室内建築専攻卒業。アーティスト鈴木康広氏のアシスタントを経て2012年にデザイン事務所「STUDIO YUMAKANO」を設立。2023年「株式会社NOU」として法人化。ネジ1本からプロダクト・インテリア・マテリアルリサーチまで、実験的なアプローチとプロトタイピングを重視したプロセスを組み合わせて、様々な物事をデザインの対象として活動している。近年はミラノやパリをはじめとする欧州や日本国内の様々な場所で精力的に作品を発表している。主な受賞にグッドデザイン賞、M&O Rising Talents Award、German Design Awardなど。
武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 特別講師(2019年-)
武蔵野美術大学 建築学科 非常勤講師(2022年-)
2001年東北大学工学部3年次に大学院に飛び入学、2006年東北大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。同年より名古屋工業大学助手,特任助教などを経て,2015 年同准教授,2021年教授,現在に至る.これまでに JSTさきがけ研究者,ユトレヒト大学客員助教,藤田保健衛生大学医学部客員准教授などを兼任.2023年から稲盛科学研究機構フェロー。触覚の主観性と身体性に関心を持ち、触覚の知覚原理の解明、錯覚を活用した触感デザインや、触覚フィードバックによる感覚運動支援、触覚の共有を通した協調やコミュニケーションの研究開発に従事。主な受賞に、日本機械学会賞(論文),計測自動制御学会論文賞,日本化粧品技術者会最優秀論⽂賞,CEATEC JAPAN審査員特別賞など。IEEE Transactions on Haptics、Advanced RoboticsにおいてAssociate Editor等を務める。